できちゃった婚とは?あまり良い印象がないって本当?割合や離婚率はどのくらい?

できちゃった婚とは?あまり良い印象がないって本当ですか?
できちゃった婚とはそのまま赤ちゃんができてしまって結婚をすることになります。通例であれば結婚をしてから赤ちゃんができる過程となりますが、その前に赤ちゃんができることになりますので、印象が悪いと捉えられることが多いです。
しかし厚生労働省の統計によると5組に1組ができちゃった婚になることから、市民権を得ているひとつの結婚のかたちとして見ることもできます。よってできちゃった婚とは、ひとつの結婚のかたちと認識するべき事情です。
多様性が主張されている社会であることから、赤ちゃんができてから結婚をしても特別な問題は社会においてありません。あるとすればカップルや家族の問題になることから、第三者が横から口を出すべきではありませんので、仮にそうなったとしてもそれほど深く考え込まないようにしてくださいね。
ひとつ懸念される問題になるのが離婚率が高くなる傾向ですが、こちらはあくまでも傾向になることから本人たちの愛が強くなればこちらもそれほど問題がありません。家族から落胆されることもありますが、多くは赤ちゃんができれば孫として受け入れられることから、このような結婚のかたちでも幸せに過ごしているカップルが多いのが実態です。

できちゃった婚は結婚したカップルの中でどのくらいの割合でしょうか?
厚生労働省が2010年に発表した平成22年度の調査によると、結婚前に妊娠が発覚していたカップルは新婚カップルの内の約25%で、つまり割合でいうなら結婚カップルの4分の一ができちゃった婚になります。
年齢別ではできちゃった婚が10代で結婚したカップルが多く、そのカップルの約八割ができちゃった婚だとの統計があります。若くて結婚したカップルにできちゃった婚が多い理由として考えられることは、結婚を特に考えることなしに付き合っていたら、彼女が妊娠してしまい、彼女の両親は自分に責任をとれということで結婚に踏み切ったことが多いのではないでしょうか。
確かに若い時は理性的に考えることがあまりできず、心も体も衝動に走ってしまい行為が及んでしまうことが少なくありません。しかし、年齢が上がるにつれて社会経験も豊富になってきますから、将来のビジョンも自分なりに立てられるようになり、結婚して生活が安定したら子供のことを考えようと思うカップルも少なくありません。
若い時のような遊び心でつい行為に及んで、彼女を妊娠させてしまったことが少なくなり、カップル自体の行動も慎重になってきます。

できちゃった婚の離婚率はどのくらいなのでしょうか?
できちゃった婚の離婚率は、通常の結婚に比べて高めな傾向にあると言われています。
そもそも離婚自体が昔に比べて珍しいものではなくなりつつあります。実際に、日本においても結婚した3組に1組、つまり3割強が最終的に離婚してしまっているというデータがあります。
その中でも特にできちゃった婚に関しては、5年以内で8割にも及ぶカップルが離婚してしまったというデータが出ている点には注意が必要です。もちろんできちゃった婚であっても幸せな生活を送っている夫婦もたくさんいます。
ただ、できちゃった婚は普通の結婚と比べて結婚に対する覚悟がまだできていないまましてしまうことが多いです。気持ちの整理がつかないまま結婚してしまっていることを否定できないため、まだ自由でいたかった。
そんな気持ちが芽生えてしまっても仕方ないと言えるでしょう。それゆえに、その離婚率が高い傾向にあると考えられます。
また、気持ちの整理と共に子供ができたがゆえにまだ付き合って日が浅い相手との結婚となることが多いのもできちゃった婚の特徴です。お互いのギャップを感じながら我慢し続けて生活を続けることは建設的なことではありません。
そのような性格の不一致の起こりやすさもできちゃった婚の離婚率の高さの原因と言われています。
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